【二本松訓練所】派遣前訓練Tipsを紹介します!
こんにちは。yu(@ukeytgl)です。
青年海外協力隊2次面接に合格すると、「派遣前訓練」と呼ばれる訓練に参加します。派遣前訓練では集団生活を通じて、語学や青年海外協力隊として活動する上での心構えなどを学びます。
派遣前訓練に関する概要や1日のスケジュール、持ち物等は先輩方が記録を残されているので、本記事では取り扱いません。Tipsという形で訓練中のこと紹介したいと思います。
ちなみにぼくは2017年度3次隊として10/5から12/3までの70日間、派遣前訓練に参加しました。
任国は南アフリカ共和国、語学は英語、職種はPCインストラクター、訓練所は二本松です。
1. 二本松訓練所
日本百名山の1つ、安達太良山の麓に位置し、国立公園の敷地内にあります。
標高が約700mあり、訓練所からの眺めはよかったです。
アクセス方法は、新幹線等使用して郡山駅へ、その後東北本線に乗り換えて二本松駅で降車。
二本松駅からはNTC行きのバスが出ており30分程度で着きます。
アクセスは比較的にいいですが、電車バスともに本数は少ないです。
訓練生として入所する際は、JICAからバスの案内があるので心配する必要はありません。
訓練所は、
①訓練スタッフが在席し、メインエントランスでもある「管理棟」
②食堂、浴室がある「厚生棟」
③自分の個室、生活班の談話室、洗濯室がある「宿泊棟」
④語学を学習する「研修棟」
の4つから成り立ち、敷地はかなり広いです。
すべての棟は繋がっているので外に出ることなく移動できますが、直接繋がっていない棟があります。
例えば、自分の部屋から語学の教室に行く場合、宿泊棟から厚生棟を経由して研修棟に行くことになります。
2. 服装について
準備する服装は大きく4種類です。
①公式行事用のフォーマルなもの
②朝の運動で使用する運動着
③課業で使用するセミフォーマルなもの
④その他
①については入所案内で指定があります。
それを見て購入されるのがいいでしょう。
②朝の集いは「課業」扱いになります。
基本的に動きやすければ何でもいいと思いますが、サンダルや、タイツ + 短パンのスタイルは禁止でした。見えない内側に履く分には問題ありません。
③男性ではチノパン + シャツ、スラックス + シャツという人が9割でした。
たまに黒いデニムでごまかしてる人も見かけましたね。
シャツはワンポイントがあったり少し柄がある程度であれば問題ありません。
寒くて上から何か羽織る場合、パーカーだと指摘されている人が何人かいました。
ニットやカーディガンが無難でしょう。
女性についてはそれ私服じゃないの?というぐらいラフな方もいらっしゃいました。
④寝巻きと私服は必須です。
その他にも自己紹介等イベントで使用するための衣装を用意されている方も多々いらっしゃいました。
半分以上の人がユニクロを活用されていたと思います。
個性を出していきたいんだ!という方は私服で存分にされるといいかと思います。
3次隊、4次隊で入所される方は想像以上に寒いので、暖かいものを多めに用意された方がいいです。
3. 荷物について
基本的な荷物については入所案内や先輩のブログを参照してください。
生活雑貨や服はかさばるので、事前に訓練所に送ってしまうのがいいと思います。
電車やバスでの移動も荷物の多さに比例して大変になります。
ぼくはヤマトのサービスを利用しました。
段ボール1箱(350mlのジュース缶がたくさん入ってたやつ)の郵送で1200円程度だったと思います。
足りない荷物等があっても、自宅から郵送してもらうことができます。
Amazon等のネットサービスで購入することも可能です。
足りないものがあったらどんどん活用しましょう。
ぼくはAmazonでたくさんお菓子を買いました。
個人的にあると便利だなと感じたものは、タンブラー、トレッキングシューズ、セームタオル、ドライヤー、カメラ、タコ足配線、バインダー、USBメモリーです。
サプライズや贈り物を作ることも多いので、カラーペンやのりなどの文房具も重宝しました。
また、施設で使用できるプリンターが1つしかないため、PCルームでプリンター待ちが度々発生していました。
個人でプリンターを用意していたツワモノが人気になっていたので、余裕があったら手に入れるといいかもしれません。
※ 冠雪すると安達太良山への登山は禁止になります。登山道具を持って行こうと考えている4次隊の方がいたら、その荷物は置いていった方が無難です。
4. 日曜日について
日曜日はお休みです。課業がないのでほぼ丸一日自由に過ごすことができます。
語学の宿題や委員会活動等がなければ、外出してリフレッシュすることをオススメします。
範囲に制限はなく、実家に一時帰宅する人、安達太良山に登山する人、福島観光する人など過ごし方は様々でした。
帰所門限である22時までに戻って来れば基本的にOKです。
ほとんどの人は「岳温泉」に行ってた印象です。
岳温泉はNTCから20分ほど下山すると着きます。
コンビニ(ファミマ)、温泉、宿、定食屋、居酒屋、お土産屋などがあり、ぼくの場合はコンビニと居酒屋に特にお世話になりました。
お世話になった居酒屋を少し紹介します。
①ミンズヤード
毎回飲み放題で行っていたので詳細なメニューは知らないのですが、ピザが本当に美味しかったです。
団体で行くと最後に記念写真を撮って下さり、訓練所で受け取ることができました。
訓練所まで送迎してくださるのでどんどん活用しましょう。
②安兵衛
ここは団体で行くとほぼ確定で貸切になります。
こちらも飲み放題でしか利用していないので詳細なメニューは知らないのですが、お母ちゃんの作ってくれる唐揚げが本当に美味しかったです。
他にも、「よろずや」「恵比寿屋」「空桶屋 吉祥」などお世話になりました。
どのお店も送迎が着きます。
水曜日夜、土曜日夜、日曜日は外出可能なので、飲み会の際には利用されるといいと思います。(2017年3次隊の場合なので、外出可能期間は訓練によって変わります。)
5. ラジオ委員会
ラジオ委員ではFM Mot.comで放送されるラジオ番組を制作します。
FM Mot.com 77.7 福島県本宮市のコミュニティFM局
制作したものは1時間番組として、実際に放送されます。
タイトルは決まっていますが、コンテンツについては自由に決めることができます。
写真にあるようなミキサー、ボイスレコーダー、マイク、PCを使用して、企画・収録・編集・納品まで行うのがラジオ委員の仕事です。
ラジオ委員会では、最初に制作する本数を2本か3本か選ぶことができます。
NTCの生活は本当に忙しいので2本を強く推奨します。
編集はmacに標準でインストールされている「GarageBand」というソフトを使用して行います。
使い方の説明はありますが、詳しい人が最低でも1人はいた方がいいかなーという印象です。
PCインストラクターの方がいると心強いと思います。
訓練生は制作したラジオを聞く機会があまりありません。
後述するファイルサーバーを使用したり、スタッフに相談して流してもらう機会を作ってもらうなりして聞いてもらいましょう。
僕たちの隊次では、朝のランニング時や皇太子殿下ご接見のために移動するバスの中で放送していただきました。
6. データ通信について
NTCは山の中にあるので電波が非常に悪いです。
場所によっては圏外になります。
館内にはwifiが用意されているので、簡単なデータの送受信はそんなにストレスなく行えます。
YouTubeで動画を見たりするのは重たいですし、他の人にも迷惑がかかるのでやめたほうがいいでしょう。
訓練生同士のデータのやり取りは2つの方法があります。
①USBやHDDを使用する
USBの持ち込みは必須です。容量は大きくなくていいので必ず持っていきましょう。
NTCにはPCルームがあり、そこでPCを利用することができます。
何か資料を印刷する時に、PCルーム内のプリンターを使用することができますが、プリンターに接続できるのは常設されているPCのみです。
USBに用意したデータをPCルームで印刷するのにUSBは必須です。
②ファイルサーバーを使用する
NTCにはファイルサーバーが用意されています。
スタッフからの資料配布や訓練生同士のデータの交換に使用します。
ただし線が細く、アクセス数も多いため、大きなデータのやり取りには不向きです。
7. 洗濯について
宿泊棟にはA棟〜D棟の4つがあり、A棟とB棟に1つ、C棟とD棟に1つの洗濯室が設けられています。
洗濯室には洗濯機と乾燥機がそれぞれ10台程度ずつ用意されています。
3次隊、4次隊は人数的にあまり混雑しない印象ですが、1次隊、2次隊は取り合いが予想されます。
衣類が痛むから乾燥機を使いたくないという人のために、洗濯室の隣には乾燥室があります。よくスキー場とかでみるような感じです。
が、多くの人は、自室で乾かしている印象でした。
衣類を干すための道具は、先輩方が置いていったものを使用することができますので、わざわざ用意する必要はないでしょう。
まとめ
少し細かいところに目を向けてみました。
入所前はいろいろ心配されるかと思いますが、入所してしまえば色々どうにでもなります。
これから訓練所生活を過ごされる方の参考に少しでもなれば幸いです。