ゆーといぼっくす

青年海外協力隊・南アフリカ・カメラ・登山を中心に、書きたいことを書くブログ

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【閲覧注意】地方の"昆虫食"を紹介します!【南アフリカ】

f:id:ukeyt:20180904224917j:plain 南アフリカのド田舎で活動しています。yu(@ukeytgl)です。

大きな偏見ですが、南アフリカに来る前は、

「アフリカだったら虫の1匹や2匹ぐらい食べる事もあるだろ!」

と覚悟を決めていました。

南アフリカに入国して1ヶ月間、首都で生活をしましたが、想像をはるかに超える発展ぶりで毎日美味しい料理を食べることができました。

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その時のある朝食

1ヶ月の研修を終え、青年海外協力隊として活動する田舎へ移りました。

現地の人々に歓迎され、

ここはフルーツが美味いんだ!」

と、マンゴーやバナナを差し出されるがままに食べました。

本当に美味しく、ああここは最高だと感動しました。

「こんなものもあるぞ!食べてみろ!」

と差し出されたのは、得体の知れない何かでした。

これがぼくとモパニワームの出会いでした。

※ この記事は昆虫の写真を使用してますので、苦手な方は閲覧にご注意ください。

 

 

差し出されたモパニワーム

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上の写真が実際に差し出されたものです。

モパニワーム」と現地の人は呼び、目の前でバリバリ食べていきます。

確かにこの国に来る前は覚悟しましたけど、そのあとに警戒を解いています。

その後に差し出されるっていろいろ来るものがありますよね...

現地の人が笑いながらこっち見てますし、最初の印象が肝心だってのもわかっていたので逃れられません。

ので仕方なく食べました。

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これが思いの外美味しい

味は煮干しのように感じ、割と食べられてしまいました。

あとからわかったのですが、現地の人たちも嫌がるのをわかってて差し出しているようです。

このくだりを別の場所でも何度か体験しました。

なので逆に食えるぜ?って豪語しながら本当に食べると驚いてくれます。

モパニワームとは

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現地の子供が捕まえたもの

モパネワーム(Mopane worm) は南部アフリカに分布する学名 Gonimbrasia belina で知られるヤママユガ科のガの幼虫。南部アフリカではきわめてポピュラーなタンパク源である。

モパネワーム - Wikipedia

wikiだとモパネワームになっていますが、現地の人たちはモパニワームと呼びます。

記載されている通り、タンパク源として重要な役割を持っており、たくさん入ったビニール袋を持ち歩き、バリバリ食べ歩きしている人をよく見かけます。

モパニワームの入手方法

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子供たちが(いいって言ってんのに)捕まえてくれたやつ

入手するには大きく2つの方法があります。

・自分で捕まえる

・街の露店で購入する

先日農家へ訪問させていただいたのですが、敷地内にはモパニの木が生えていました。

子供たちが寄ってたかってモパニワームの幼虫を捕まえていので見せてもらいました。

遊びで捕まえているのではなく、持ち帰って調理するとのことです。


また、わざわざ捕まえなくても町の露店で購入することが出来ます。

意外といい値段で売られており、下の青いバケツで約R30(≒270円)程度しました。(買いました。)

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ちなみに自宅の敷地内にもモパニの木が生えています。

 この記事の写真の左のほうに写ってます。

utoybox.hatenablog.com

モパニの葉っぱって特徴的なので、すぐにモパニの木があるかどうか分かります。

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モパニの葉。ちょうちょみたいな形

モパニワームが生息する時期には不法侵入が絶えませんでした。

しかし、楽しそうに収穫する彼らの姿を見ると止められませんでした。

とにかく現地の人たちには超人気なんですね。

モパニワームの存在

以前モパニワームについて調べ、こんなことをTweetしていました。

まとめ

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最初は偏見だらけでしたが、1度食べてみるとガラリと考え方が変わります。

食べ物が無いから食べているわけでなく、しっかり美味しいし栄養価も高いです。

機会があったら昆虫食を試してみてはいかがでしょうか?