【南アフリカ】8つの世界遺産をざっくりまとめてみた
こんにちは、南アフリカで活動しています。yu(@ukeytgl)です。
先日南アフリカの山について調べていたら、標高の高い山はほとんどドラケンスバーグにあり、そのドラケンスバーグが世界遺産だったことを知りました。
そういえばこの国にはどんな世界遺産があるのかなと気になったので、この際に調べてまとめてみました。
- 南アフリカの8つの世界遺産
- 南アフリカの人類化石遺跡群
- イシマンガリソ湿地公園
- マロティ=ドラケンスバーグ公園
- マプングブエの文化的景観
- ケープ植物区系地方の保護地区群
- フレデフォート・ドーム
- リフタスフェルトの文化的・植物的景観
- コマニの文化的景観
- まとめ
南アフリカの8つの世界遺産
年 | 名前 | 種類 | その他 |
---|---|---|---|
1999年 | 南アフリカの人類化石遺跡群 | 文化遺産 | 2005年拡大 |
1999年 | ロベン島 | 文化遺産 | |
1999年 | イシマンガリソ湿地公園 | 自然遺産 | 2008年改称 |
2000年 | マロティ=ドラケンスバーグ公園 | 複合遺産 | 2013年拡大 |
2003年 | マプングブエの文化的景観 | 文化遺産 | |
2004年 | ケープ植物区系地方の保護地区群 | 自然遺産 | 2015年拡大 |
2005年 | フレデフォート・ドーム | 自然遺産 | |
2007年 | リフタスフェルトの文化的・植物的景観 | 文化遺産 | |
2017年 | コマニの文化的景観 | 文化遺産 |
ついでに日本の世界遺産もまとめてみました。
年 | 名前 | 種類 |
---|---|---|
1993年 | 法隆寺地域の仏教建造物 | 文化遺産 |
1993年 | 姫路城 | 文化遺産 |
1993年 | 屋久島 | 自然遺産 |
1993年 | 白神山地 | 自然遺産 |
1994年 | 古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市) | 文化遺産 |
1995年 | 白川郷・五箇山の合掌造り集落 | 文化遺産 |
1996年 | 原爆ドーム | 文化遺産 |
1996年 | 厳島神社 | 文化遺産 |
1998年 | 古都奈良の文化財 | 文化遺産 |
1999年 | 日光の社寺 | 文化遺産 |
2000年 | 琉球王国のグスク及び関連遺跡群 | 文化遺産 |
2004年 | 紀伊山地の霊場と参詣道 | 文化遺産 |
2005年 | 知床 | 自然遺産 |
2007年 | 石見銀山遺跡とその文化的景観 | 文化遺産 |
2011年 | 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群 | 文化遺産 |
2011年 | 小笠原諸島 | 自然遺産 |
2013年 | 富士山-信仰の対象と芸術の源泉 | 文化遺産 |
2014年 | 富岡製糸場と絹産業遺産群 | 文化遺産 |
2015年 | 明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業 | 文化遺産 |
2016年 | ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献 | 文化遺産 |
2017年 | 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 | 文化遺産 |
日本のはなんとなく分かるけど、南アの方はさっぱりわからない・・・
順番に見ていきましょう。
南アフリカの人類化石遺跡群
(地図は遺跡の1つであるスタルクフォンテイン)
人類の進化の研究において、重要な化石人骨などが出土した遺跡群を対象とする南アフリカ共和国の世界遺産である。1999年にスタルクフォンテイン、スワルトクランス、クロムドライなどを対象として「スタルクフォンテイン、スワルトクランス、クロムドライおよび周辺地域の人類化石遺跡群」の名称でユネスコの世界遺産リストに文化遺産として登録され、2005年にマカパン渓谷、タウング頭蓋化石出土地が追加登録された。現在の名称に変更されたのは2013年のことである。
アウストラロピテクス属が最初に発見された遺跡を含み、アウストラロピテクス・アフリカヌスやパラントロプス・ロブストゥスなど多数の人類化石が発見されている。このため、「人類のゆりかご」(人類発祥の地とも)と名付けられてる。
ちなみにヨハネスブルグには、「オリジンセンター」という博物館があり、人類の起源について学ぶことができます。
ウィットウォーターズランド大学のキャンパス内にあり、同大学の研究成果でもあります。
ロベン島
『ロベン』は『アザラシ』を意味するオランダ語。「監獄島」とも呼ばれハンセン病患者の隔離や政治犯の強制収容所が設置された。現在はロベン島教会をのぞいて政府が所管し、島全体を博物館として整備、刑務所の元囚人がガイドとして案内業務を行っている。
英雄、ネルソン・マンデラが収監されていたことで有名です。
広島の原爆ドームやポーランドのアウシュビッツ強制収容所と同様、負の遺産としても知られています。
イシマンガリソ湿地公園
南アフリカ共和国、クワズール・ナタール州の東海岸にある自然保護区である。ダーバンの北約275km にあたる。南アフリカでは3番目に大きな自然保護区で、北はモザンビーク国境から南はセント・ルシア河口のマペラネ(Mapelane)まで、海岸線280kmにわたって存在している。面積は3280km2 の原生的な生態系の守られている地域で、Ezemvelo KZN Wildlifeが管理している。
クルーガー国立公園じゃないの?と思いましたが、イシマンガリソ湿地公園はより多くの生物が生息し、特に一部の絶滅危惧種にとって貴重な生息地となっているようです。
マロティ=ドラケンスバーグ公園
南アフリカ共和国のウクハランバ・ドラケンスバーグ公園およびレソトのセサバテーベ国立公園を対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。マロティ山脈(英語版)を含むドラケンスバーグ山脈の美しい自然景観や生物多様性、さらにはサン人たちが数千年にわたって残してきた数々の岩絵などの考古遺跡群という、自然・文化両面の価値が評価された複合遺産であり、グレート・エスカープメント(英語版)では最大の自然保護区を形成している。
世界遺産登録当時は「ウクハランバ・ドラケンスバーグ公園」のみが対象とされていましたが、レソトのセサバテーベ国立公園が2013年に拡大登録されました。
マプングブエの文化的景観
南アフリカ共和国にかつて繁栄した都市である。シャシ川とリンポポ川の合流点に位置し、現在のボツワナやジンバブエの一部をも支配したショナ王国の前身にあたる一集団が拠点としたことで、1050年から1270年に繁栄したと考えられている。マプングブエの都市遺跡は、現在、ユネスコの世界遺産に登録されている国立公園であり、考古遺跡である。その遺跡としての価値と文化的景観が良好に残されているために、2003年7月に世界遺産として認定された。
文化的景観って何?と思い調べてみたら「人間と自然の相互作用によって生み出された景観」を表すようです。
日本だと石見銀山がそれに当たりますね。
隣国であるジンバブエ文化の起源につながるような重要な文化がここに残っています。
ケープ植物区系地方の保護地区群
南アフリカ共和国西ケープ州に帯状に分布する自然の灌木植生地域。主として地中海性気候の、冬に雨の多い海岸から山岳にかけての地域である。
フィンボスと呼ばれる呼ばれるエリアがケープ植物区保護地域群の中で特筆されていました。
理由は面積当たりの植物の豊かさです。
その多様性は約8000種に及び、うち約5000種は固有種になります。
ルイボスと呼ばれる品種はここで自生します。
ルイボスティーは南アフリカ人の嗜好品として多くの人に嗜まれています。
どのスーパーでも見かけることができます。
フレデフォート・ドーム
南アフリカ共和国フリーステイト州にある世界最大の隕石衝突跡(クレーター)である。現存する世界最古の隕石跡でもある。2005年7月に開かれた第29回世界遺産委員会で世界遺産の自然遺産物件として登録された。
地球史の3大隕石衝突(3大インパクト)の1つに数えられているようです。
衝突後の直径は約190kmにも及ぶようです。
リフタスフェルトの文化的・植物的景観
北ケープ州にある、ごつごつとした峡谷や高い山々、目を見張る景観などに特徴付けられた山がちな砂漠地帯である。砂漠に覆われた平原から火山岩の岩山、ナミビア国境付近のオレンジ川沿いの緑地帯など、情景は様々に変わる。
夏は摂氏50度を超え、雨は滅多に降らない砂漠地帯です。
過酷。
その景観はしばしば「火星的」と表現され、 独特な気候が独特の生態系を育んでいます。
また放牧生活を営んでいるナマ人が暮らしています。
コマニの文化的景観
ここはほとんど情報がありませんでした。
英名が「ǂKhomani Cultural Landscape」と表記されていて、最初の文字が何を表すかもわかりません。
南アフリカ北部、ボツワナ・ナミビア国境に広がる「カラハリ・ゲムズボック国立公園」を含み、砂漠やサバンナなどの過酷な環境の中、狩猟採取生活を送ってきたサン人の石器時代以来の生活の様子を伝える遺跡や文化的景観が広がっているようです。
サン人は南部アフリカのカラハリ砂漠に住む狩猟採集民族で「地球最古の人類」とも呼ばれています。
まとめ
関連する写真一切無しで、南アフリカ8つの世界遺産をまとめました。
まだ1ヶ所も行っていませんが、何ヶ所かは近々行ってみたいと思います。
その際は写真とともにもっと詳しい内容で紹介したいと思います。