【青年海外協力隊】技術補完研修(コンピューター研修) に参加したよ!【PCインストラクター】
青年海外協力隊の2次選考に合格すると、隊次ごとに派遣前訓練を行います。
が、職種によってはその前に"技術補完研修"を行います。
派遣前訓練中は語学学習が中心となり、職種ごとの専門的な学習はあまり行いません。
途上国に行っても技術的問題がないように事前にお勉強しましょう、という趣旨で技術補完研修が行われます。
ここでは、ぼくが参加した"コンピューター研修"について紹介します。
どんなことを行うの?
JICAボランティアのページには下記のように書かれています。
教材作成・教授方法、ハードウェアの取扱い、ネットワークなどについて
参考:JICAボランティア
https://www.jica.go.jp/volunteer/application/seinen/training/skill_complement.html
派遣される途上国では要請内容の活動以前にインフラ環境が整っていません。
よく取り上げられる問題として、
・PCが故障している
・ウイルスに感染している
・ネットワークに接続できない
・そもそもPCを扱う知識がない
などが挙げられ、研修ではそのようなケースを想定した対応方法を主に学びます。
例えば「PCの電源は入るのにモニタに何も表示されない」という問題があった時、どのようなアプローチで対応していったらいいかパッと思い浮かぶでしょうか?
研修では座学よりも手を動かすことが多いため、上記のような対応方法を実践的に学ぶことができます。(個人的に座学はどうしても眠くなってしまうのでとても嬉しい)
また、講師は青年海外協力隊としての活動経験がある方です。
コンピュータに関連する講義ばかりではなく、訓練に関する話や現地での生活についても聞くことができるのでとても参考になります。
期間は12日〜15日で、参加する人によって変わります。
どんな人が参加するの?
コンピューター研修の対象は「PCインストラクター」「コンピューター技術」の職種です。
ぼくは青年海外協力隊2017年3次隊のPCインストラクターとして合格しました。
この時の研修ではPCインストラクターが10名、コンピューター技術の1名の計11名が参加しました。
下からは1問1答形式で思いつく限り書きます。
Q1. 現職参加?仕事を辞めて参加?
A1. 現職参加した人よりも、前の仕事を辞めて参加した人がやや多い印象
Q2. 男女比は?
A2. ほとんど5:5
Q3. 年齢は?
A3. 20代中盤〜30代中盤
Q4. 出身は?
A4. 地方出身の人が多い印象
地方出身の人は研修所の近くに宿を用意してもらえます。
関東(多分東京・神奈川・埼玉・千葉)出身の人は通いになるので、個人的には地方出身の方が羨ましいと感じていました。
Q5. 前の職種は?
A5. 圧倒的にSEを行っていた人が多いが、前職で事務業務をしていた人もいる
前職でITを全く勉強していない人を対象にIT基礎講座が開かれます。
その分研修期間が長くなりますが、安心してコンピューター研修に取り組めると思います。SEやってた人は対象外っぽいです。
Q6. シニアボランティアも参加するの?
A6. シニアも対象だが稀らしい
そもそもシニアの要請として「PCインストラクター」「コンピューター技術」の職種がなかなかないそうです。
服装について
結構気になるところだと思います。
初日に講師から説明されますが、ラフな格好でOKです。
ぼくたちの研修時にスーツで参加した人は1人もいませんでした。
チノパン + シャツ、デニム + Tシャツなどなど。
慣れてくるとサンダル、穴の空いたデニム、7分丈ズボンで参加する人もいました。
初日は硬すぎずラフすぎずに様子見をするといいかと思います。
PCの解体等動くことが多いので、汚れてもいい動きやすい格好がいいです。
でもって講師に失礼のないような格好をしましょう。
見学会について
コンピューター研修は見学会を行っています。
青年海外協力隊に応募する前の方が参加することができ、派遣候補生との座談会など行われます。
過去のイベント情報がありましたので興味がある人は確認してみてください。
まとめ
技術補完研修(コンピューター研修)の雰囲気が少しでも伝わりましたでしょうか?
これからPCインストラクターやコンピューター技術の職種で青年海外協力隊の応募を考えている方、2次選考に合格し技術補完研修に参加する方への参考になればなと思います。